熊本県立中学校3校(八代中学校・玉名附属中学校・宇土中学校)の入試が、1月12日に実施されました。
募集定員は3校ともに80名で、実際の受験者数と倍率は次の通り(カッコ内は昨年度)でした。
・八代中学校
受験者数 174名/前年147名
受験倍率 2.18倍/前年1.84倍
・玉名附属中学校
受験者数 85名/前年147名
受験倍率 1.06倍/前年1.84倍
・宇土中学校
受験者数 122名/前年120名
受験倍率 1.53倍/前年1.50倍
知学館ゼミナールの生徒さんの多くの出身中学校である八代中学校の受験者数は、前年147名から今年174名に27名増えています。
その一方で、玉名附属中学校の受験者数は、前年147名から今年85名に急落しています。
玉名附属中学校の受験倍率急落を初めて知った時、かなり驚きました。
驚いたのは私だけではなかったようで、このことは熊本日日新聞でも記事として取り上げられました。
熊本日日新聞に掲載された記事の一部を紹介します。
<引用開始>
玉名市の学習塾関係者は「以前は、地元の伝統校である玉名高に入るために付属中を選ぶ子どもたちも多かったが、玉名高が定員割れしたことで、地域の公立中に通って高校入試からでも大丈夫だという心理が働いたのでは」と分析する。
もう一つの背景として、「熊本市志向」がありそうだ。付属中によると、受験者は荒尾、玉名両市の小学校から8割という。だが、玉名市の大規模小学校の校長は「付属中の受験希望者は4、5年前に比べ半減している」と指摘。「将来的に、大学進学に強い熊本市内の県立や私立の高校を目指す子どもが増えている。付属中は玉名高への進学が原則となることも敬遠される原因では」と打ち明ける。
<抜粋終了>
上の記事でも取り上げられているように、玉名附属中学校の生徒さん達が進学することになる玉名高校の前年の受験倍率は0.78倍、定員206名に対して受験者数162名と大幅な定員割れでした。
玉名附属中学校の受験倍率急落の原因が玉名高校の大幅な定員割れだとすると、前年の受験倍率が1.01倍で全入状態の八代高校、0.92倍の宇土高校も、安心してはいられません。
近年、大学進学のことを考えて、八代市から熊本市の中学校や高校に進学する生徒さんが増えているそうです。
しかし、通学にかなりの時間を要することから、私はそれが最良の選択だと考えていません。
それよりも、知学館ゼミナールで頑張ることが大前提ですが、八代中学校・八代高校に進学して勉強に励む方が絶対に良いと考えています。わざわざ熊本市の中学校や高校に進学しなくても、八代高校から旧帝大や医学部に現役で進学できることは、知学館ゼミナールの卒塾生が既に証明済みです。
地元で頑張る中高生が増えることを、強く願っています。
八代市の大学受験専門塾
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