八代高校は、熊本県第二の都市で一番の実績を誇る進学校です。
しかしながら、近年の大学合格実績は凋落気味です。
2025入試における八代高校の合格実績についての感想を、2回に渡って記してみます。
今回は、八代高校の国立大学合格者数についてです。
2025入試における八代高校の国公立大学合格状況は、次のとおり(現役生のみ)でした。
・国立大学合格者 53名 (前年63名)
・公立大学合格者 33名 (前年35名)
・国公立大学合計 86名 (前年98名)
今年の国立大学合格者数53名のうち、30名は熊本大学と鹿児島大学の合格者 (熊本大学17名、鹿児島大学13名) です。
今年の国立大学合格者数は前年を大きく下回っていますが、実はそれだけでなく、今年の国立大学合格者数は過去21年間で最低でした。
今年の国立大学合格者数は、20年前の国立大学合格者数123名の半分にも達していません。

現在の八代高校の1学年の定員は240名なので、今年は同校の4人に1人が国立大学に合格したことになります。
地方の小さな公立高校の合格実績であることを考えれば、今の状況は悪いものではないのかもしれません。
しかし、八代高校の生徒さん達のポテンシャルの高さを12年間に渡って見てきた私からすれば、今の状況は残念に思えます。
次回は、八代高校の旧帝大合格者数と熊本大学合格者数についてです。